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アニメ量子論さん 

プリキュアが嫌いだったわけ


まず戦闘
女性が、ましてや中学生が戦いに巻き込まれるということ。
そしてそれはセーラームーンを連想させた。
その作品の戦闘シーンには性を暗喩させる表現が多く、
作品というより商品として性という直接的な魅力によって売り込もうという姿勢に製作の姑息さとこれがはやることでアニメ界全体がこの売り方を真似し(やはり売れなければ製作費もままならないし、商売というのが大前提。好きなことしてればお金はいらないというのはそもそも変な考え)アニメが下卑たものになってしまうという危機感がありどうもすきにはなれなかった。
そもそも美少女とか冠を掲げている時点で、うさん臭いと感じた。
まあ、その先入観のせいで本編を全く見ていないので、もしかしたらすごくいい話が有ったかもしれないけれど。
そういう事で今回もそういうものではないかと斜に構えていた。

後、この時間のアニメに期待していたのは、娘としての女性を描いたものだった。
まったくもって私個人の考えだが、男が女に求めるものは
母親、恋人、娘。この3パターンなのではないかと思う。
その中の娘。成長を見守っていたい存在。応援したくなる存在を主人公に据えた話が見たかった。
以前でいうところのクレヨン王国。おジャ魔女どれみシリーズである。
ナージャはなんか違うような。男をとっかえひっかえって感じで。ラブひなとかメイド隊のようなハーレム系の女性版とみれば、市場の違いなのかなとは思うけど、恋愛ボケしている女性を(男性もだが)見るのはあまり気持ちいいものではないかな。(花より男子や、ご近所物語、マーマレードボーイ、CCさくらもある面では)は好きではなかった。あくまで初見で判断したのでもしかしたら私が考えているものではないかもしれないが。
 恋愛を全否定するのではないが、恋愛こそ全て。恋愛が人生の最大の目標というスタンスは好きになれない。あくまでスパイスだと考える。
 そういう訳でプリキュアもそんな話に終始するかなと思っていました。

もうひとつは声優さん。ほのか役のゆかなは、まあいいとして、なぎさ役の本名陽子の演技と声質にひっかかるものがありました。いまいち絵に乗ってこない。声が上ずっているような印象がありました。でもどこかで名前見たことあるなーと思っていたら、
みみをすませば で主役の月島雫役をやっていました。へぇー。
たしかにあれもうまいとは言えなかった。
まわりはすごいのに。
敵のごついの 石井康じ(ボンバーマンジェッターズ_ムジョー)
敵の細いの 二又一成 (めぞん一刻_五代裕作)
なぎさの友達_利奈 徳光 由香この人名前よく変わる(クレヨン王国_シルバー王女)
なぎさの友達_志穂 仙台 エリ (メダロット_甘酒アリカ)
なぎさの母 荘 真由美(愛の若草物語_ベス(フルっ)ドラゴンボール_チチ(幼少~結婚後しばらくまで)
ほのかのおばあちゃん野沢 雅子(言わずと知れた人)
めっぷる 関 智一(フルメタルパニック_相良宗介)
みっぷる 矢島晶子 (クレヨンしんちゃん_しんのすけ ふたつのスピカ_鴨川あすみ)
とまあすごいのですよ。
まわりはいいのにメインとなるひとがー。
あとなぎさの弟もやばい。

と思っていたのですが、実際見て見ると、プリキュアという縁で知り合った二人が次第に打ち解け合って行くさまや、家族との関係を掘り下げていって、どれみテイストを感じたのと、主役だけではなくまわりもいい味を出しているところにおもしろみを感じました。特に今回のおばあちゃん。イカスー

あとアクション。たまたま見つけたのですが放送スタート時に監督がこんなこといってました。
西澤「この枠は女の子向けアニメの枠として長い。今回は、王道ではあるがこれまで
の流れとは全く違う、女の子のかっこいいアクションを見て頂こうと。しかも変身も
の。武器を使わず自分たちの力で相手を倒す。爽快感、娯楽性。子供が見て楽しいも
のを。『ナージャ』はドラマ性が強かったが、今回はアクションあり、ギャグあり、
友情あり。もともとはただのクラスメイトだったのが、たまたま力を得て仲良くなっ
ていかなければならなくなる。今の子供たちは、友達を作るのが苦手。自分で思って
もいない人と仲良くなるという、友情とは何かをベースに、エンターテインメントを
作っていきたい。女の子ものアクションだからといって、『何じゃこりゃ』という、
手を抜いたアクションにはしない。男の子にも『女の子ってかっこいいなあ』と思っ
てもらえるような」

鷲尾「女の子もののジャンルの担当は初めて。自分が子供のころ好きだったライダー
もの、戦隊ものを、そのまま女の子がやったらどうなるか。変身ヒーローものに、女
の子のテイストを流し込む。死なない、血を流さない。あと、よく分からないけどか
わいい生き物。関西発のアニメとして、笑いをはずすわけにはいかない。主役たちの
かけあい、生き物たちの会話の妙を拾い上げて、日常生活を楽しく見せて、戦いを
かっこよく。そのギャップを見せたい」

とずっとこの姿勢でいってもらいたいものです。
以上が否定から肯定に移行した工程です。



by takeki27_03 | 2004-04-21 02:21 | アニメについて諸々

波のような粒子のようなそんなアニメを評論する。ミルロ、ヒナタ、ヒナタ(大)、四葉五月を地味に応援するサイト 原作者とコアなファンの前で四葉五月ファンと名乗った男が運営中
by takeki27_03
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